とまにちわ！
21_21 DESIGN SIGHTギャラリーで、「メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション」という展覧会が開催中。
なんでも無料で見られるということなので、散歩がてらに行ってきました。
ギャラリー空間は、窓からの自然光を抑えて、神秘的な光に満たされたモダンな聖堂内を思わせます。
フランスのアンティークディーラー、イヴ・ガストゥは幼少期に通った教会で目にした、司教がつける大きな指輪に魅了され、大人になってから約30年以上にわたり旅を続けながら、メンズリング（男性用指輪）のコレクションを情熱的に作り上げたんだそうです。
作品の数々は、5つの章で構成されています。
その中の「キリスト教神秘主義」のコーナーでは、彼が少年時代に憧れた聖職者の指輪の実物が展示されています。
実際に聖職者がはめていたという指輪の数々は豪華絢爛。
会場でひと際目を引くアメシストのリング。
カトリックの「司教の指輪」。
「司祭の指輪」は豪奢な司教の指輪とは違うシンプルな十字架のみのデザイン。
本質的な信仰への回帰が表現されています。
「聖職者の指輪」は、聖職者の位を示すと同時に、神とその花嫁である教会との象徴的な結婚のしるしとして、二重の象徴性（教会の権威、神との結合）を帯びています。
現代では簡素なものに削ぎ落とされていますが、教会が発展していた時代は指輪も華美だったことがうかがえます。
こんなにも多様な指輪をたくさん目にしたのは初めて。
身につけるかどうか以前に、一つのアートとして面白かったです。
メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション
期間：1月14日（金）～3月13日（日） 会期中無休、予約不要
会場：21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
入場料：無料
所在地：東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
https://www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja/mens-rings-exhibition
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