声を出すの、やめてた理由。そして、出すことにした理由。

とまにちわ! とまぴーです。

これまで、とまぴーの動画をご覧いただいた方はお気づきかもしれませんが、ほとんどの回で自分の声は入れていませんでした。
読み上げソフトを使ったり、字幕だけにしたり…。

それにはいくつか理由がありました。

まず大きかったのは、自分の声にコンプレックスがあったこと。
しゃがれていて、聞き取りにくいんじゃないかと思っていました。
録音した自分の声を聞くと、うわぁ…となってしまう、あの感覚。あれ、けっこうつらいものがあります。

さらに、カトリックの修道士として、修道院で暮らしながら動画を作っています。
修道会としては「使徒職」の一環で動画を発信しているのですが、それでも「修道士があんまり前に出るのはどうなんだろう?」という気持ちもずっとあったので、なるべく声も出さず、姿も出さず、影のように動画をつくってきました。

でも最近、いろんな意味で「このままでいいのかな?」と思うようになりました。

というのも、話の内容によっては、やっぱり読み上げソフトでは伝わりきらないこともあるんです。
言葉の間とか、言いよどみとか、ちょっとした照れ笑いとか。
そういう、人間くさい部分も含めて伝えたほうが、ちゃんと届くことがあるなと感じるようになりました。

そしてもうひとつ。これはなかなかリアルな話ですが——

ここ半年ほど、食事中にむせることが増えてきました。
お水を飲んだだけで「ゴホッ」となる、あれです。

調べてみたら、喉や口の筋力の衰えも原因になるそうで。
ふだんあまり声を出さない暮らしをしていることもあって、これはまさに自分にも当てはまる…。

これはまずい!
というわけで、「せめて動画でしゃべるくらいのことはしてみよう」と、リハビリを兼ねて声を出すことにしました。

とはいえ、ずっと声でやっていくかというと、そうでもありません。
字幕だけの動画や、読み上げソフトを使う動画も、今後も出していくと思います。

ただ、これからはときどき、こうして自分の声でもお届けしていこうかなと。
ちゃんとした話し方はできませんが、少し声を張る練習をしたりしながら、自分のペースで続けていきたいと思っています。

お聞き苦しい点も多々あるかと思いますが、それも含めて「とまぴーだな」と思っていただけたら嬉しいです。

なお、顔を出す予定はこれからもありませんので、ご安心ください!

TomaP

とまぴー。カトリック聖パウロ修道会の修道士です。ゆるいのが好きです。よろしくお願いします。

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