神父への道の節目の日

2026年3月19日、聖ヨセフの祝日。
この日は、ビエン(ヨセフ・テモテ・レ・ヴァン・ビエン)神学生にとって、大切な節目の一日でした。

まず朝の祈りの中で行われたのが、有期誓願の更新です。
言葉にするとやっぱり少しかたいのですが、かなりざっくり言うと、もう一度、神さまにこの道でいきますと伝える時間です。

清貧・貞潔・従順。
修道生活の基本になるこの三つの誓いを、あらためて自分の意思で引き受け直す。

文章にすると数行なんですが、実際の空気は、もう少し違います。
静かで、ゆっくりで、でも逃げ場のない感じ。
ああ、今ほんとうに自分の言葉で言っているんだな、という重みが、じんわり伝わってきます。

正直に言うと、見ているこちらもちょっと背筋が伸びます。
気軽に見ていい場面ではあるんですが、なんとなく、ちゃんと見なければという気持ちになる時間でした。

そして若葉修道院に場所を変え、ミサへ。

ここで行われたのが、朗読奉仕選任式です。
こちらも名前は少しかたいですが、役割としてはとてもシンプルで、典礼の中で聖書を朗読する人として正式に任命される、というものです。

ただ、これも実際にその場で見ると印象が変わります。
単に読む役というより、神のことばを人に届ける役目を引き受ける、というニュアンスが、ぐっと前に出てきます。

つまりこの日は、
神に向かって誓いを新たにすることと、
神のことばを人に届ける使命を受けること、
この二つが同じ日に重なっているわけです。

なんだか、よくできているなあと思いました。
もちろん、偶然ではないのですが。

神父を目指す道というのは、どこか劇的な転機があるというより、こういう一つひとつの積み重ねで形づくられていくものなんだと、あらためて感じます。

当日の様子は動画にもまとめていますので、ぜひご覧ください。

TomaP

とまぴー。カトリック聖パウロ修道会の修道士です。ゆるいのが好きです。よろしくお願いします。

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