とまにちわ!
今年も早いもので、クリスマス(降誕節)を待つ期間「アドベント(待降節)」が、クリスマスの4つ前の日曜日からはじまります。
アドベント・キャンドルは早めに準備していたので、変な落とし穴がなければ、無事に待降節を迎えることができそうです。
作った時の様子は、動画で紹介しているので、よかったら見てください。
何も参考にはならないけど!
ちなみに、聖堂に飾る時には、台の足にスカートを付けました。
クリスマスカラーが増して、かなりいい感じになりました。
布一枚でこんなに変わるんだなという驚きも!
というわけで、アドベントとアドベント・キャンドルについて、改めておさらいしましょう。
意外と知らなかったこと続々登場するかも。
アドベントという単語は「到来」を意味するラテン語Adventus(=アドベントゥス)から来たもので、「キリストの到来」のこと。ギリシア語の「エピファネイア(顕現)」と同義で、キリスト教においては、アドベントは人間世界へのキリストの到来、そして、キリストの再臨を表現する語として用いられます。
西方教会では、教会の1年は待降節から始まります。11月30日の「聖アンデレの日」に最も近い日曜日から、クリスマスイブまでの約4週間で、最も早い年で11月27日、遅い年でも12月3日に始まります。
待降節は、5世紀後半に、クリスマス前の断食の時期として、聖マルティヌスの日が開始日と定められていましたが、後にグレゴリウス1世の時代に、4回の主日と定められました。最初のアドベントを待降節第一主日、もしくは降臨節第一主日と呼び、その後、第二、第三、第四と主日が続きます。
カトリック教会ではキリストの降誕を待ち望む期間です。
ヨーロッパの多くの教会やキリスト教の家庭ではアドベントに入る前、4本のキャンドルを用意します。キャンドルの色は、クリスマスの典礼色とされる「紫」が使われるのが一般的のようです。
「アドベント・キャンドル」や「アドベント・クランツ」とよばれるもので、日曜日ごとに一本ずつ灯りをともします。冬の緑の葉は永遠の命を、キャンドルの火は「この世の光」として誕生したイエス・キリストをあらわしているそうです。
ちなみに、1本ごとの意味は…
1本目のキャンドルは「預言のキャンドル」と呼ばれ、「希望」をあらわしています。〜キリストは聖書の預言の成就としてお生まれになった、私たちの希望です。〜
2本目のキャンドルは「天使のキャンドル」と呼ばれ、「平和」をあらわしています。〜キリストのご降誕を告げたのは天使です。天使は、旧約聖書の詩篇から、「地には平和」と賛美しました。〜
3本目のキャンドルは「羊飼いのキャンドル」と呼ばれ、「喜び」をあらわしています。〜キリストのご降誕が最初に告げられたのは羊飼いたちに対してです。羊飼いたちは飼い葉桶に寝かされている幼子イエスを見出し、喜びに満たされました。〜
4本目のキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」と呼ばれ、「愛」をあらわしています。〜神の愛の現れであるキリストが生まれた場所はユダヤのベツレヘムです。〜
「希望」、「平和」、 「喜び」、「愛」を、それぞれキャンドルの光にするなんて、めちゃくちゃ素晴らしいじゃないですか!
キャンドルの光を見るだけで、きっと勇気出ると思います。
ということで、それではみなさま、良い待降節を!