ありがとう 教皇フランシスコ

とまにちわ! とまぴーです。

2025年4月21日、教皇フランシスコが帰天されました。静かで穏やかなお顔のお写真を目にし、信じがたい気持ちと共に、あふれる感謝と深い哀悼の念がこみあげてきます。

アルゼンチン出身の教皇フランシスコは、2013年に教皇に選出されて以来、「貧しい人々のための教会」「対話とあわれみの文化」を世界に示し続けてこられました。その姿勢は、制度よりも人に目を向け、声なき声に耳を傾けるものでした。環境問題、移民、戦争と平和、貧困と格差といった難題にも決して目をそらさず、常に福音の光で現代社会を照らしておられたように思います。

思い出深いのは、2019年11月の教皇来日。東京ドームで行われたミサに、わたしも参列することができました。大きなスタジアムに集まった数万人が、あの時だけは一つの共同体のように感じられたのを覚えています。にこやかに手を振る教皇の姿、そして優しい声で語られたメッセージ。特に、核兵器廃絶と平和のための強い呼びかけは、今も心に残っています。

わたしにとって教皇フランシスコは、「遠い国の偉い人」ではなく、どこか身近な、けれどとても大きな存在でした。きっと世界中の多くの人が、同じような思いを抱いているのではないでしょうか。

教皇様、これまで本当にありがとうございました。どうか天の国で、神さまのもと、安らかにお休みください。そしてこれからも、地上の教会をお導きください。

TomaP

とまぴー。カトリック聖パウロ修道会の修道士です。ゆるいのが好きです。よろしくお願いします。

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